海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

海辺でのんびりするのも、本もドラマも映画も好き!つまらなくても、面白くても、見たままログ。

激戦!キングオブコント2023:10組のネタの感想

新KOC王者はコンビ名に難あり?

2023年10月21日TBSで「キング オブ コント 2023」が放送されました。

出場者は、出場順に「カゲヤマ」「ニッポンの社長」「や団」「蛙亭」「ジグザグジギー」「ゼンモンキー」「隣人」「ファイヤーサンダー」「サルゴリラ」「ラブレターズ」の10組。

審査員は、ロバートの秋山竜次、東京03の飯塚悟志かまいたち山内健司、バイきんぐの小峠英二、そしてダウンタウン松本人志。司会は同じくダウンタウン浜田雅功。(敬称略)

1stステージで高得点の上位3組が、2ndステージでもう1ネタを披露し、1st、2ndの各ステージの合計点の最も高かったコンビ(もしくはトリオっていったらいいの?)が優勝します。

結果は、すでにニュースなどでも報じられている通り、結成7年目(芸歴は以前は別のトリオでも活動しており20年以上)のサルゴリラの優勝で幕を閉じました。

感想としては、下ネタっぽいコンビがスタートダッシュで高得点をとったので、しょっぱなから引いてしまいました。松本さんとか山内さんは、1番手のカゲヤマに高得点を入れていたけれども、あんまり笑えませんでした。

演じる順番の初めの2組のネタがいわゆる「クセが強い」感じで、高得点だったため、後からのコンビ(トリオ)も結構よかったのに、やや印象は弱くなり点が伸びなかったかも。順番の影響によって不利になったコンビも多い大会だったかもしれません。

とはいえ、2番目に登場した日本の社長は、勢いありました。二人のうちどちらが空港に見送りに行くのかを決闘しあって決める男性たちのネタで、これには笑いました。2ndステージに進出したのは納得です。

3番目のや団の舞台のオーディションネタ、非常に良かった。なのですが、惜しくも勝ち残れず…でした。

4番目の蛙亭も面白かったなあ……。失恋した女性とお寿司大好きな男性のネタ。非常に蛙亭っぽい。

5番目のジグザグジギーも笑いました!市長が会見でフリップで大喜利的に回答するネタ。好きなネタです。ただ、決勝に行くタイプではないというふうに思いました。

6番手はゼンモンキー。とんとんとテンポがいいし、3人のキャラもわかりやすい。けどそれまでに出た高得点の出場者には届かず、去っていってしまいました。

7番目の隣人。なぜ着ぐるみでネタを…。コントにおいて、視聴者は最低限、演者に顔を出してやってほしいと思うものなんだとコレを見て発見しました。

8番目のファイヤーサンダーは、物まね芸人のネタ。物まね芸人の需要はマネされている本人の方の活躍次第というところが面白くネタに昇華されており好印象。とはいえ、優勝するタイプの内容ではないかも。

9番目はサルゴリラの手品師のネタ。テレビに出るまでにディレクターに気に入ってもらわなければ出られないという芸人さんならではの視点がベースにあって、味わい深い笑いでした。この芸歴が生きたネタは強かったと思います!

10番目はラブレターズ。彼女の実家で変わったお母さんと二人きりになるというネタ。エキセントリックなお母さんなかなかでしたね。けれどもそれまでの出場者の得点を越えられず。

2ndステージへの切符をつかんだのは

カゲヤマ、日本の社長、サルゴリラの3組でした。

決勝ステージの最初は日本の社長で手術のネタ。小柄な方の人のびっくり顔がやはり面白いですよね。バランスは悪くないです。

カゲヤマはまたもやビジネスマン×下ネタで、さらに引いてしまいました。それしかないんですかね…。

最後は、サルゴリラ高校野球の選手と監督のやりとりネタ。たとえ話の苦手な監督……すべてが「魚」。大した事ないやりとりなんだけれど、人間味がある。味わい深い。

ということで、最初にも書いたように、サルゴリラがキングになりました。おめでとうございます!

なのですが、コンビ名いまひとつですよね。余計なお世話ですけれども、これまで売れなかったのは、名前のせいもあるのかもしれない…?ピースの又吉さんの命名だそうです。でも改名したら、もっと売れるかも…。

優勝しなかったみなさんも審査員のみなさまも、濃い笑いの時間をありがとうございました。来年も楽しみにしています。お疲れさまでした!

7月期気合が入っているドラマ②「VIVANT」

商社マンって砂漠でサバイバルするの?

2023年夏、テレビドラマも熱い。TBS日曜劇場「VIVANT」もその筆頭です。なにしろ砂漠の空撮とか、モンゴルの大草原のようなところを馬で疾走するとか、スケールが大きい。

前情報なく見たので、何かをしながら気楽に見ようとして、ちょっとそんな感じでないのにびっくりしました。一瞬、一瞬見ておかないと…っていう感じ。

社内政治ものだとおもってたら、サバイバルすぎた。

商社マンの乃木(堺雅人)は、億超えの誤送金のミスの犯人と決めつけられて、バルカ共和国というところ(モンゴル的な中央アジアの国?)に、単身行かされ、取り戻してこいと言われるんですが、スーツで灼熱の砂漠で置き去りにされて、生死をさまようとか・・・商社マンってこんなことまでできなきゃいけないの?っていうことの連続。

ネタバレありの感想メモです。

同僚がエージェントだったら?

こんなの特殊な軍事訓練受けてたり、語学の特訓うけてないと絶対無理すぎる…と思ってたら、ほんとになぞの精鋭部隊のエージェントだったんですね乃木さんは。他のエージェント仲間も普通のサラリーマンの顔を持っているので、こういうのって現実にもあるのでは?という疑心暗鬼な気持ちになります。

隣のいけてない同僚が、命がけの諜報活動してるとなったら、気が気じゃないですよ。

日本を守るために、日夜頑張っているというけれども、乃木さんも途中で味方に発砲するし(実はそれはダミーだったらしいとかあるけれども)、バルカ共和国のなぞの組織テントに潜入している間は、乃木の右腕の黒木(松坂桃李)も殺してしまいかねない感じでしたし、警察の野崎(阿部寛)も、恋人の女医・柚木(二階堂ふみ)も本当に信じていいのでしょうか・・・。

まだまだ話を続けてほしい雰囲気なのですが、もうすぐ最終回。名残おしいですが、どう決着するのか見るしかないです。

これまでの名場面

1番目は、やはり最初の方の草原を馬で疾走していく、現地警察との追いかけっこのあたりですかね。日本大使館に駆け込むところがいいですね。羊の群れを使って逃げたり、装甲車でパトカーをなぎ倒すとか…アクションが派手で見ごたえありました。警察の野崎の協力者ドラム(富栄ドラム)の翻訳機(声:林原めぐみ)を介した会話なんかも面白いし。

2番目は、誤送金の真犯人をさがして、データセンターにデータをコピーしにいくあたり。「ミッションインポッシブル」的でよかった。

3番目は、阿部寛さん演じる野崎が、乃木の生い立ちを調べ上げるところかな。バルカであったことを振り返るんだけど、えーこのシーンこんなことしていたの的なことが山盛り。

4番目は、乃木(堺さん)の日常シーン。木造の鎌倉にありそうな古い家とか、そこで丁寧に和食を食べているとか、お茶をたてているとか、お赤飯焚くとか、まめなんですよね。Fと呼んでいる脳内のもう一人の自分との会話のシーンも面白いですし。困ったときに、頼りになるFって、便利です。お赤飯は野崎(阿部寛)も作っていましたよね。お料理上手な方たちですね。

5番目は、全編にわたって随所に入る野崎の乃木を見つめる顔のアップかな。すごく優しい目をしてるので、何?と引きつけられます。阿部さんのアップは絵になる。視聴者へのサービスになっていますよね。

あとは最終回を残すのみ。楽しみに待ちたいと思います。

7月期気合が入っているドラマ①「最高の教師」

2023夏ドラは豊作

猛暑日の最高日数を記録した2023年夏、テレビ離れが叫ばれるなか、逆にテレビドラマは濃い作品が多いです。

暑い日に屋内でテレビという人にはうれしいですよね。

例えば日テレ土曜22時「最高の教師」は、初回に見てびっくりしましたね。ストーリーも役者さんの演技も気合が入っている!

とくに主演の松岡茉優さん、すごい。画面の作り方もよい雰囲気ですし、抑えたトーンで1回目の人生の終わりを回想し、そこから、なんでこうなった?という反省を生かして、怒涛の2周目が始まるという物語。

松岡さん演じる九条里奈は、高校教師として、1度目の教師生活で何もできなかったことを反省して、やれることは全部やるという決意のもと、自分の担任のクラス3-Dに巣くっているいじめを根絶し、苦しんでいる生徒の問題を解決しようと奮闘する。

最初の問題を抱えた生徒役は芦田愛菜さんで、クラスでいじめられている苦しさを激白するシーンは圧巻。

そこからこれは毎回みなくてはと思ったものです。

それ以外にもいろいろな問題がある生徒がいて、九条先生は学外にも足を伸ばして、外堀を埋めて、生徒の言動の奥にあるものを見据えて、大胆に作戦を実行していくんですよね。

芦田茉奈演じるウグモリさんへのいじめは、一応沈静化するんだけれども、まだまだクラスの雰囲気は悪い中、徐々にクラスのいじめの元締めに反旗をひるがえすものも増えていくって感じですかね・・・。

実際こんな風にめざましい手腕を発揮する先生って、存在しないと思われ、九条先生はスーパー有能なんです。学外の友人や夫の協力も得て、孤独でないのもいいところ。

まああまり詳しくストーリーを書いてしまうと見る楽しみがなくなってしまうので、あとは見てのお楽しみというところでしょうか。

人生何周目というテーマも、最近多いですね。どういう風潮なんですかね。実際、2度目に同じ状況になったら、人間もっとうまくやれるものなのでしょうか。

「バックトゥザフューチャー」みたいに、時間を移動するのとちょっと違いますね。

とにかくもうすぐ最終回。しっかり見届けたいと思います。

 

バチェラー5 第9話ラストローズと10話座談会の感想

バチェラー5 見終わりました。感想メモ。ネタバレアリです。

結局泣き落としなの?!

終結果を見ての感想は、まずそれでした。

容姿の可愛さ、コミュ力などを兼ね備えた大内さんは、何故あんなに涙を流し、自分を弱い者だと見せてくるのでしょうか。長谷川家でも、ご両親との緊張感あるご対面の場面を泣いて乗り切ってましたね。そういう涙の使い方は可愛い子しか出来ないもの。大内さんの、笑顔泣きっていう雰囲気の見せる涙、すごかったです。

モテる人ですよね。普通に引くてあまたに見える〜!

だから、長谷川さんもバチェラーにならなかったら、付き合えない相手なのかもしれません。ゆえに、選んだのもわからなくもない。

ただ、一応長谷川さんの幸せを願っている身としては、若さも美貌もコミュ力も持っていて、経営者で成功しているという彼女は、自信がないわけはないのでしょうとお伝えするのみ。できる人というのは、過剰なくらいに自分を低く見せるものなのかもしれませんね。周りの女性からも警戒されないし。そういう姿勢をとるバチェラーの参加者は珍しいですから。「今一番好きな人にファイナルローズを渡す」のは、ひとつの決断だと思うので、それはそれで良かったはず。

大発表とは

前回の終わりに、大発表が長谷川さんからあると言っていました。最後の全員集合の座談会に、大内さん、長谷川さんの親御さんも駆け付けてきたので、入籍したんだ…と思ったら、婚約発表でした。ファイナルローズでフィナーレするということだけでも、それくらいの勢いがあるので、あんまり意外ではなかったかも…。でも、確実にきずなを深めているってことを報告してくれましたね。

いずれは結婚するのでしょうか。報告を待ちましょう。

(2024年2月追記:先月末に2人は破局を発表したそうです。なかなか続かないものですね)

フィクションのラブストーリーならば?

6話で、大内さんが大逆転してTOP3に入ってからは、いささか単調な展開となってしまいましたね。そこがリアル婚活の難しさ。

脚本なら、7話で竹下さんが巻き返して、ラストは竹内さん、西山さんの対決に、とかもっとドラマティックになるような気がしますが、リアルゆえに、7話・9話は、消化試合のような感じになってしまったので、盛り上がりに欠けました。

バチェラーは厳しい人?2オン1&ストールンローズの意図

今回、女子たちはバチェラーのわりには、ギラギラ、ぎすぎすしていないと言われています。それは、長谷川さんの人徳なのか?

バチェラー5全体を通して、心に残るのは、輿水さんが敗退してしまった2オン1。西山さんと輿水さんを対決させるなんて、厳しい仕打ちだなあと思いました。「好きと伝えていないから落とされる」説を完全否定する結果となりました。

それゆえに、「好きといっても無駄」というあきらめムードが、女子たちのギラギラをなくして和やかになったともいえそうです。長谷川さんは、「好きと言ってくれても、落とす。しゃべってなくても、見た目が好みなら残す」という姿勢を示した結果になったようです。(ある意味厳しい)

また、長谷川さんが今回自ら提案してバチェロレッテ(女性が選ぶ番組)のストールンローズをバチェラーに導入したという話を聞いたように思いますが、これも厳しい選択。まだデートに誘われてなかった月田さんを差し置いて、ツーショットデート2,3回目の大内さんを誘って、月田さんのやる気を試しました。公平にいくなら、栃木さんの次には、月田さんでした。

そして、竹下さんが持ってきた時、相当驚いていて、受け取るべきか、結構長考してました。結局は受け取りましたが・・・。デートを竹下さんに奪われて宿に戻った大内さんをみて、残ったメンバーが驚いていたのも、不思議な情景でした。最後の座談会で、「月田さんが来たら、結果が変わったかもしれない」と長谷川さんが言ったのも驚き。

本当は、どうなる想定だったのでしょうか。長谷川さんも女子たちもあの場でのストールンローズをどう感じていたのでしょうか…。

デート内容の甘さが全然違った第9話。完全に西山さんと話すつもりないのが分かるガラス工芸を設定するなど、あからさまな差をつけるあたりも、冷たい感じ…。そのくせキスには意欲的だったようにも見えました。バチェラー権限をあますことなく使って、結構厳しいことをしている面もあるのが今回の特徴かもしれません。

まとめ

まずは、バチェラー5のガールズのみなさん、ありがとうございました!ラストローズをもらうよりももっといい、しあわせな日々を過ごせていければいいですね。

そして、回がすすむごとに、いい人なのかキャラが分からなくなってしまった長谷川さんもお疲れ様でした。大内さんと仲良くお過ごしください。

スタッフの皆さん、MCの皆さんもお疲れさまでした。次回のバチェラー・ジャパンが、よきバチェラー&ガールズに恵まれて、また製作され、配信され、みんなでわいわい見られるような平和な日々が続くことを願います。

バチェラー5 第7・8話 女性の実家&スタジオトーク

7話:舞台は日本、バチェラーは女性の実家巡り

バチェラー5視聴中。第7話の感想とメモです。ネタバレあり。

4から6話がすごすぎて、ご実家(とは限らないこともあるらしいですが)訪問&ご家族との面談では波乱はないんだろうなという気分です。

一人目は竹下さんでした。すごくよかった。普段の彼女が分かる感じで、メキシコ偏とのギャップを見せられたと思いました。メイクの先生をしているところを見せたり、友達を呼んで人となりを話してもらったりしていたのが、いい感じでした。ご家族もあたたかくて、楽しい雰囲気で、落ち着いていたし、「自分の家族と似ている」という言葉が長谷川さんからありました。

二人目は大内さん。三重のご実家近くの焼き肉屋で2人で食べて、お母さんのスナックへといく流れ。家庭的な面はあまり見せず、恋人っぽいデートの雰囲気を感じました。お母さんと二人きりになったとき、お母さんからバチェラーに「オンオフの差が激しい子だけど大丈夫?」という言葉がありました。長谷川さんは「これから知っていきたい」的な返答だったかな…(うろ覚え)。

三人目は西山さん。大分の砂湯でデートしてからご実家へ。砂湯って身体によさそう!リラックスもできますし、地元の自然の恵みを味わってもらうっていいですよね。眺めのいい部屋でご両親や弟さんとご飯をあたたかい雰囲気で楽しんでいましたね。ご家族からいい感じで受け入れてもらえそうな雰囲気でした。西山さんの健康的なところが魅力だと感じました!

竹下さん、西山さんはある程度素顔を見せてくれているけど、大内さんはまだ見せていない感じ。それを不安に思うか、好奇心で進んでいくか、ローズをどうするのか…。

結果、素顔の分かる2人から安定の西山さんが、もう1人はまだ分からないことの多そうな大内さんが選ばれました。

竹下さんはすべて出し切ったと思います。悔いはないという表情でした。すがすがしさを感じました。長谷川さん、安心感をくれる竹下さんをここで選ばず、退路を断ったようですね。心の赴くままに進んで行ってる。

今後のポイントは、大内さんの「オンオフの激しさ」なのでは。バチェラーと対面しただけで号泣するとかなにかと涙をながす様子をみても不安定さが目立ちますし、撮影時がオンだとするとオフはどうなるのか未知数。それを受け止められればいいですが、自分の精神面を受け止めてほしいという方が強ければ、健全さの勝る西山さんの方が幸せ感ありそう。

8話 最終回直前のスタジオトーク

ラスト2に残った人以外が全員集合。初回でさよならした2人も久々の登場!改めて見ても竹田さんはキレイ。初めに落とす理由はどこにもない。初回でバチェラーと話せなかったのは竹田さんと月田さんだったそうです。紙一重で、だいぶ変わってしまうのだと実感。

ここで周典さんはやはり面白いという事とほんとに料理上手だという事が分かりました。

見どころは、月田さんが手を挙げて、「竹下さんとハグしたい」と言った事。

ストールンローズの件にまつわる、みんなのモヤモヤが吹き飛んだことでしょう!

あと2on1では、女性陣には西山さんの圧勝が見えていたという事実。長谷川さんは「イヤイヤそんなつもりはない」とか言ってたけど周りにはダダ漏れだったそうです。

まとめ

今回最後の2人に残った女性が、26歳、28歳だったのは偶然ではなく、歴代そういう傾向があるらしいです。だからこそ、30代の月田さんが、初回カクテルパーティーでバチェラーと話すことを断って、その後理由を聞かれたとき、「年下の子たちに話すチャンスを譲ってあげたかったから」と言ったのは、バチェラー5最大の謎です。繰り返しバチェラー観たという月田さんがバチェラーをどういう風に理解していたのか、どれだけ自信家なのか、不可思議です。でも、その不可思議さが、初回クリアに転んだんですよね。結果大健闘ということでよかったんでしょう。

それにしても、バチェラーって苦行のような部分もあります。あれだけ美女がいてもそこからベストな相手を探すのは難しそう。基本は番組内で一番好きだと思った相手を選ぶっていう話なのですが、期間がそこまで短くもないので、だんだんバチェラーの気が変わってきたりしてしまう。女性の新たな面を知って、実はあの人がよかったと気づいても後戻りもできないですし…。でも番組がなければつきあえなかったであろう2人が恋に落ちる・・・みたいなことが一応狙いのようにも思うので、好きになれた人がいたなら、それに向かっていくのが王道なんでしょうね。

最後の一人、決まるのは来週…。見届けましょう!

 

バチェラー5 第6話 ◯◯さん大逆転

驚異の巻き返し・メキシコ編最後の回

バチェラー5視聴中。第6話の感想メモです。ネタバレアリ。

メキシコ最後の回、どの女性もそれぞれ素敵だし、可愛いし、結婚相手に相応しいように思えてます。それなのに、5人から3人にしぼらなければならないんだって!40%が落ちるということ。初回でいったら7人落ちるくらいのしんどい回ですね。

自然体の西山さん、品格の尾崎さん、情熱の竹下さん、笑顔の華やかさピカイチの鈴木さん、小悪魔気質の大内さん…いずれも強い!どうなるのか見届けたい。

シーサイドでウェディングフォトデート

民族衣装に近いウエディングドレスでツーショット写真を撮るデートに3人が選ばれました。

1人目は竹下さん。可愛い。波打ち側で楽し気に良い雰囲気で撮影が進みます。長谷川さんもいい表情してる。

2人目は西山さん。背が高くてお似合い感は半端ない。しっくりきてる。撮影に慣れて来たのか、長谷川さんはほっぺにキスもためらわない。

3人目は鈴木さん。背はそこまで高くないのですが、笑顔が可愛い!指原莉乃さんもコメントしたように、◯クシィの表紙以上の美しさでした。

バスケットボールでツーショットデート

長谷川さんの好きなバスケットボールを一緒にしたいと思う相手は尾崎さんでした。普段はエレガントな尾崎さんですが、ジーンズを履いてスポーティに登場。実は運動もセンスがあるのか、美しいゴールを決めて長谷川さんも意外な才能にうれしそう。

お部屋に移動して部屋着でトークする中で、「好きだよ」と長谷川さんの気持ちも盛り上がっているようでした。

大内さんのスキルが光るみそぎデート

夜のレストランでのツーショットデートに呼ばれたのは、前回乗馬デートを中断された大内さん。彼女は、その時は相当怒っていましたね。スタート時は、何をしても、「みそぎで言ってるんですよね」とつれない素ぶりでしたが、次第にバチェラーに心を開いて行くという感じで、またしても泣きまくってました。

ちょっと拗ねて謝らせ、「好きだ」と言わせてすぐ、もう一度言わそうとするなど、長谷川さんを翻弄する巧みな会話をコミカルな仕草や止まらない涙などなどと合わせて展開して、なんとこの大事な時期の重い重いサプライズローズをゲットするのです。大逆転の快挙です!!

「好きになってもいいんですか?」と上目遣い。「他の子にはほっぺにチューしてるんですよね」とヤキモチ。「キスしていいの?」と言わせてからの、「許可する」の決め台詞。これドラマの展開じゃない?

前回のストールンローズを月田さんが使わなかったことにより、竹下さんが登場しバチェラーとの乗馬デートを奪われた大内さんが、歌舞伎町のキャバクラ(第2話で話していた)で身につけた、男性を追わせる会話のテクをちょっとだけ見せてくれたって感じでしょうか?もともと表情が豊かで可愛いからバチェラーも気に入っているのでしょうが、大内さんの場合は会話のうまさとか、リアクションの大きさなどが大きな加点ポイントのようです。

とにかくこの1回のデートで猛烈に追い上げてTOP3に食い込んできました。あおりを受けて弾き出されるのは誰なのか?!

衝撃のローズセレモニー

大内さんが1本をもらっているので、まさかまさかのあと2本しか、ローズセレモニーで残ってない。絶望感がみんなに広がっているみたいでした。

ここで、安定感を見せつける西山真央さんが1本もらい、残る1本、だれなのか、誰も落とせない心境。個人的には尾崎さんにもらって欲しいんだけども…と思っていると、竹下さんが呼ばれました。

おお〜、そういう感じなのね。竹下さん良かったね。竹下さんも硬い表情からやっと笑顔になりました。

去り際の鈴木さんは気丈で明るく前向きでした。尾崎さんに対しては、長谷川さん泣いてましたね。1番しんどかったに違いないと思ってます。

尾崎さんのはずの流れを狂わせたのは5話のストールンローズなのかも。前回のあのタイミングで大内さんのデートが終わっていたら、メキシコ最後の夜のデートは尾崎さんのターンだったんじゃないのかしら。バスケットデートの方が大内さんだったんじゃないのかしら。そんな想像してしまう。

まとめ

次は残った3人のご実家訪問。三者三様ですよね、きっと。例えば自分の家族とはかなり違う感じだと分かったとして、そのせいで2人は一層仲良くなるかもしれないし、少し冷めるかもしれない。どうなるかな。

大内さん、西山さん、竹下さんの中の誰が、ラストまで旅を続けることができるのか。次回も見たいと思います。

頑張れバチェラー。魅力的な女性に、惑わされるのも必然なのかもしれませんが、最終的に「真実の愛」を見つけられるといいですね!

バチェラー5 第5話 物議を醸したストールンローズ

ストールンローズ投入

バチェラー5視聴中。5話を見終わりネタバレ感想をメモします。

メキシコ編も後半戦。残った女性は7名。今回も波乱がありました。想像以上の混乱ともいえるかも。

まず、坂東さんが今回は、カクテルパーティーなしでローズセレモニーになると伝えます。そして置いていったのは「紫のバラ」。ストールンローズといって、デートに誘われなかったうちの誰か一人がこのバラをツーショットデート中に持っていけます。バチェラーが受け取れば、ツーショットデートをしている女性から、デートを奪うことができます。ただし、バチェラーが受け取らなかった場合は、その場で脱落するというもの。

今回デートに誘われるのは2人だけ。もし誘われず、このバラを使わなければ、デートのないまま、ローズセレモニーに突入するので、使いたい場合は名乗り出る必要がります。使えるのは1名だけなので、複数が名乗り出たときは話し合って一人に決めなければなりません。

バギーのグループデートからのツーショット

まずはバギーに乗るグループデート。尾崎麻衣さんがバチェラーの背中にしがみついて2人乗りで、そのほかの栃木さん、竹下さん、月田さんは別のバギーで参加。移動中のバチェラーとの距離が全然違いました。移動後、ジップラインで谷越えするツーショットデートについに栃木愛シャさんが選ばれました。

宿で待つのは、西山さん、鈴木さん、大内さん。バギーから帰ってきたのは、月田さん、竹下さん、尾崎さん。皆が宿でのんびりしているテラスから、ジップラインから帰ってきた栃木さんとバチェラーが、プールでツーショットデートしているのが見える状況…でもストールンローズは誰も使いたいとは言いませんでした。

みんなが使いたくなったストールンローズ

次のイルカデートには、西山さん、鈴木さん、大内さんが出かけ、ツーショットには大内さんが選ばれました。宿に残ったのは、尾崎さん、鈴木さん、竹下さん、月田さんです。そこへイルカデートから帰った西山さん、鈴木さんも合わせた6名が、今回はみんな「紫のバラ」を使いたいと名乗り出ました。使いたい理由を6名それぞれ説明します。

ただ一人まだツーショットデートのない月田さんは、「まだ私だけの思い出がない。一つ言えるのは私はすごく長谷川さんのことを知りたいと思っている」と言いました。

「長谷川さんのことを知りたい」というのは6名の中で一番テンションの低い理由だったので、全員が「そりゃあ知りたいよね」と受け流しましたね。

鈴木さんも西山さんも、竹下さんも、ゆったりのんびりとした栃木さんでさえももっと熱く理由を語ったんです。

尾崎さんは「私がつっきーだったら、すごくこのローズ使いたいと思う」と言ってくれました。おかげで流れが変わり、説得してくれたら譲ってもいいよというムードになってきました。しかし、このチャンスに「私だけツーショットがまだないからね」と当然のように頷きながら、他人事のように言って終わらせてしまう月田さん。

――なぜそこで頷いているんだい?なぜそこで終わらせるんだい?と視聴者として歯がゆかったですね…。

案の定、すぐに「長谷川さんから話しかけられたときに、断ったりしてたことも影響しているんじゃない」「みんな少しでも話そうと努力しているのよ」「不平等なのは長谷川さんの判断なので仕方ない」的なことを言われてしまうのです。しかし、そこでも、「でも長谷川さん、月田さんのこと待っているんじゃないかな」という鈴木さんからの呼びかけもありました。

ここで今度こそ「状況(ツーショットデートがない)」のことでなく、「気持ち(今行かないとだめだと思う。このまま何もしなかったら、後悔する。たとえ受け取ってもらえなかったとしても行きたい)」とか何か言うはず!と視聴者期待!!

しかし月田さん、無表情で「今回カクテルパーティーがないからね」と言って頷いて、言葉を止めてしまう。「また状況だけで気持ちを言わないのね…」と視聴者がっかり。参加女性みんなが「どうすれば、まとまる?」と悩んでいたところ、「私だったら、カクテルパーティがあったとしても、今ここでストールンローズを使いたい」と主張する猛者が現れ、バチェラーならではの展開に。

みんながみんな月田さんに譲ると思って、楽しようとしてはいけないという教えだと思いました。ここはバチェラーなのですから。

このあとも予断を許さない脚本のないリアルならではの言葉の応酬があり、視聴者はくぎ付けに。竹下さん面白すぎる。

一応、竹下さんにも「そんな理由じゃあ」という意見もぶつけられますが、それらのディフェンスをかいくぐる竹下さんの熱意には、はやり説得力がありました。

尾崎さんや鈴木さんから、「月田さんへのやさしいパス」はその後も出されるのですが、一向に「状況説明」から出られず「理恵ちゃん(竹下さん)に私から反論はない」と言い切ってしまう月田さん。そこへ試合が終了したとみはからって坂東さんが来るのですが、そのときになって月田さんが急に「みんながいいって言ってくれるなら、行かせてください」と言いました。

そうなりますと、また延長戦を繰り広げることになりますよね…。多数決とるかどうかとかいろいろ時間かかりそう。

試合終了したあとにゴールしてもノーカウントですし、しかもまだ枠に行ってない感じのシュートですよね。「どうしても今行きたい」とかではなくて、「(状況から判断して)みんながいいって言ってくれるなら、行かせてください」なので、頑固だなあと思いました。「デートが少ないという状況から」だけでは、「行っていいよ」とは思えないのが、受け身でそういう状況になっているだけのバチェラー参加者の気持ちなのでしょう。なぜ、月田さんは分からないのか…。やはり長谷川さんへの恋に近い気持ちはまだなくて、月田さんには「知りたいと思う」くらいの気持ちしかなかったんでしょうね。だからしょうがない。

それに坂東さんは審判じゃない。月田さんは、坂東さんに言うんじゃなくて、基本として、参加者に言わなきゃいけないですよね。

最後は味方だった尾崎さんが、竹下さん以外の4人を代表して、ここまで話し合って決めたあとにまだそんなことを繰り返すようではだめですよ、と諭したという印象です。

「スッキリしない」、「かわいそう」という気持ちにもなる一方、ここはMCの藤森さんがいうように「これがバチェラーという競技」ですし、今田さんが言うように「竹下さんの本気度が伝わった」結果なので、竹下さんがストールンローズを使うことになりました。(多分それ以上月田さんの相手をしてたら大内さんのツーショットデートが終わってしまう可能性も高い)

竹下さんにしても、実はリスクは大きいです。月田さんがなんだかんだいって、気持ちを言わなかったのは、本当は怖くて行きたくなかったということもあるのではないでしょうか。あの、対人能力の高い大内さんに、月田さんは勝てる気がしなかったのかもしれません。

だって、2on1では、バチェラーは、結構エグい比較をしたのですよ。西山さんの本気を出させるために結構一途に想いを寄せていた輿水さんを当ててきたじゃないですか。今回も月田さんが来ると踏んで、来たところを落として、いまいち本気度の低い大内さんの気持ちを振り向かせるつもりだったかもしれないですよ。分からないけど、月田さんは、プライドは高いので、もらえないローズのほうが、受け取ってもらえないローズよりいいと思っていたかも。

そういう意味では、悪役を竹下さんにやってもらって、ストールンローズを使えない悲劇のヒロインのようになった展開は、月田さんにとっては望ましい部分もあったと思います。

ストールンローズと花火とプール

大内さんとのデートに興じているバチェラーのもとへ、紫のバラを持つ竹内さんが現れます。長谷川さんは想定外だったようで、だいぶびっくりしていましたが、受け取ってくれました。

大内さんはショックを受けますが、別にデートを中断されるだけで、即刻敗退するわけではないので、次回へ通過は確定だと思います。

緊張していた竹下さんは長谷川さんに励まされ、次第にほぐれて乗馬デートを楽しみ、花火を長谷川さんと肩を並べて見上げます。

その美しい花火を宿で居残り組の女性陣と眺める大内さん。後ろ姿が寂しそう。涙ぐんでいる月田さんも悲しそう。その暗い雰囲気を吹っ切るように、女性たちの一人が夜のプールに飛び込みます。するとほかの女性も次々プールに服のまま飛び込み、月田さんも含めて、全員が花火が反射してきらめく夜のプールの中で泣きながらハグし合うのです。尾崎さんは「ごめんね」と月田さんに謝っているように見えました。

今回のメキシコ編最大の見せ場ではないでしょうか?

ローズセレモニーでは、2名が脱落。すでにローズをもらった竹下さんのほかに、大内さん、西山さん、尾崎さん、鈴木さんがもらい、栃木さんと月田さんが去ることになりました。栃木さんも悔しかったと思いますが、明るく次に向かうといいます。月田さんも気丈に長谷川さんにさよならを言いますが、最後迎えに来た車の前で、泣き崩れてしまいます。残っている5人にもつらいひとときだったと思います。見ている側にも、悲しいシーンでした。

とはいえ、毎回誰かが去っていく物語です。長谷川さんも「後悔はない」と言っていました。

Amazonプライムの月田さんに与えたキャッチフレーズは「バチェラーを知り尽くした女」です。うまく戦えない部分もあったのでしょうが、同情も集め、5話まで来れたのは大健闘とも言えます。

ここまでのまとめ

今までのバチェラーに「ストールンローズ」はなかったそうです。「バチェロレッテ」では、もう少しあっさりと使われていたので、こんなに使いづらいものになるとは想像できなかったのではないでしょうか。じゃんけんでは決められないのかとか思ってしまいました。

次回はバチェラーは、5名から3名にしなければなりません。想像できません。

けれど、大内さんは有利になってきました。デートを中断した負い目があるので、次回によいデートがセッティングされそう。

バチェラーが真実の愛に向かっているのかどうか、ちょっと分からないです。ローズを渡しながら、相思相愛になれるのかは、分からない面があります。他の誰でもない、長谷川さんのバチェラー物語を見ていきたいと思います。