海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

海辺でのんびりするのも、本もドラマも映画も好き!つまらなくても、面白くても、見たままログ。

ドラマ:リコカツ 感想

リコカツとは2021年4月〜6月TBSで放送されたドラマです。(ネタバレ有り)

 リコンするのに好きになる

ずっと…ずっと…ずっと…♪

米津の曲「Pale Blue」が盛り上げる正反対の2人の恋。

 

美人で健気で働き者の咲:北川景子と武骨で女性慣れしていない紘一:永山瑛太の2人、付き合ってすぐ結婚したけど、お互いの生活はまったく噛み合わず、喧嘩が絶えない。

都内の編集者と都外の自衛隊員だもんね。どちらかは遠距離通勤だしとっさの仕事に呼ばれる仕事よね、どちらも。

それで、リコンしようとすることから始まるんですよね、2人の恋が。

 

知れば知るほど、合わないのに、惹かれる。

不思議だけど、そういう事ってあるのかもね。

 

紘一は、遭難しかけた咲を助けに来た人で、その時にお互い一目惚れ。

とにかく北川景子が美しいので、そりゃ紘一は惚れますよね!と納得いく。

咲にしても死にそうな時に助けてくれた人を悪く思うはずないし、彼と別れたあとだったし、年齢的にも結婚したかったし、力強いプロポーズに心動かされても仕方ない。

 

保守的で頑固な紘一だけど好きな人を一途に守ろうとして行動するところは評価に値する。

咲も一応合わせようとはしてるし、努力してるんだよね、家庭のために。ただ、忙しい仕事だし、転勤もあるし、限界ある。

 

いろいろあって、お互いのためを思って、いい人と幸せになって欲しいと身を2人は引くのだけど、条件ぴったりのお相手とはなぜか付き合う気にならず、リコンした後もそれぞれ1人でいるんですよね。

 

それを咲の担当作家の水無月先生に、純愛だね〜って言われて…。

 

一周まわって、もう一度結婚するなんて、コメディだけど、応援したくなる2人です。

 

咲の元彼、タカヤさんは最も咲とバランス取れてるのにね。理解しあえる同じ世界の人だよね。タカヤとやり直そうと決めて話そうとした時、違う、と気づいた咲の苦しさ。頭で判断しても心が従わない…みたいな。

 

人との縁、結婚の条件って、そういうものなのかもね。

 

ここがよかった!

① 普段着ないブランドものスーツをバリっと着こなした紘一が、咲の仕事上大切なパーティに現れるシーン。

瑛太、やはり映えますね〜。北川景子とのツーショット素敵でした。

②咲の両親のキャスト

母役、三石琴乃さん、良い〜。父役、佐野史郎さんから急遽変わった平田満さんも良かったです

③紘一の職場の方々

温泉宿にハネムーンオプションを取り計らったり、辞表を預かるなど公使にわたってナイスフォローをしていた重森空佐(菅原琢磨)。よかったです。

笑顔が可愛い一ノ瀬空尉(田辺桃子)は、咲から紘一を掠奪する気満々で、圧力のかけ方がハンパない。そこまでやっても爽やかなのが、さすがでしたね。ていうか、そこまでやっても紘一が振り向かないなら、仕方ないという完敗の境地に達したんだろう。

④ 咲と紘一のリノベしたマンション

2人にとって大切な場所となった広々リビングや中庭が素敵なマンションの部屋も良かった。

クッションのウサギとか、インテリアや小物のセンスも咲の人格を表しているようで、印象的でした。

 

というワケで、育児休暇明けの北川景子さん初の連ドラを堪能させていただきました!ありがとうございました。

 

-----データ-----

プロデューサー - 植田博樹、吉藤芽衣

脚本 - 泉澤陽子
音楽 - 井筒昭雄
主題歌 - 米津玄師「Pale Blue」

平均視聴率- 9.5%

 

最終回直前?ドラマ:コントが始まる 

コントが始まるの魅力

20代の社会に出てから数年後の若者たちの青春後期の姿が描かれている。こんな風に、地道に真っ正面から、仕事の悩みとか挫折、友情、恋、兄弟関係、親子関係などについて、SFとか魔法とかなしに、ちゃんとやってるドラマは久しぶりだ〜!

主人公たちはコメディアンだが、至ってシリアスというか、真面目なドラマだ。

いいんじゃない?

なんか昔から、こういうドラマはあった。ふぞろいの林檎たちとか、そういう名作もありましたし、その後も織田裕二木村拓哉とか当代の人気者達によるお仕事&友情&恋をテーマにしたドラマは、時代ごとにありました。

そういう意味では、オフィスが舞台ではなく、お笑いライブだというのが今を象徴してるのかなぁ。

そして、今の若者代表は、菅田将暉だ。

彼が主役をやるという事が、今の青春後期ドラマと言えば、このドラマなんだよ〜という意味ですよね。

さらに、神木隆之介、仲野大賀。

この三人がやっているブレイクしないコントグループ、マクベスが解散するのか、しないのか、という葛藤がドラマの肝。解散ライブまでのあれこれが、丁寧に、高校時代にまで遡って描かれるんだけど、とにかく一言でいうと!

自然な演技がうまいよね〜!!

女子側に有村架純芳根京子が集結。

可愛いし、こちらも演技が上手い。言うことないです。

今回初めて知った妹世代の古川琴音も期待されてると思われます。

 

というわけで、毎回見てます。映画って短いから、連続ドラマでしか描けないものってある。

今をときめく日本の若手の役者達の地に足ついた青春ドラマがあるっていいと思う。

最後まで演技のうまさを存分に発揮して、視聴者を魅了してくれるはず。

期待してます。

(最終回後の補足:マクベス解散後のハルトが生き生きしていない。見ていて辛かったです。これが現実ってことなのでしょうか。渋すぎる。笑いの仕事を裏方でも続ければよかったのに・・・舞台の仕事とか・・・そういうことに理解が深いわけだから。シュンタは冒険に出てしまうし。それはそれで心配でもある。ジュンペイはナツミとうまくいきそうな感じで、実家の酒屋の仕事に邁進しているので良いとして・・・。さらに数年後には、ハルキの目に力が戻ってると信じたい。終わり方はコントの形にこだわりすぎたという印象です)

 

ドラマ:天国と地獄〜サイコな2人〜 --感想--

ドラマの流れは早いから、一つ前の放送とか忘れてしまうけど、半歩遅れて、記録していこうと思います。

 

ドラマ「天国と地獄」は2021年1月期にTBSで放送されました。主演は、綾瀬はるか高橋一生。刑事役の綾瀬はるかと容疑者役の高橋一生が入れ替わるという、非現実的な状況になるのだけど、それがリアルだったので、話題となりました。

高橋一生の演技力には定評がありますが、綾瀬はるかも素晴らしい。

この2人の主役が画面を華やかに彩り、深みのある演技で物語に引き込んでくれた。

見応えありました!

 

物語は、連続殺人事件の捜査から始まります。容疑者の日高(高橋)を追い詰める刑事、望月彩子(綾瀬)。あわや逮捕かという瞬間、階段からもつれ合うように転げ落ちてしまった2人は、中身が入れ替わり、立場は逆転。

証拠を元に追い詰めていたのが、一転いつ逮捕されてもおかしくない身となる彩子。

一方、証拠を握りつぶすことも可能になった日高。逮捕されてしまったら困るということで、利害は一致。とりあえずは捕まらないよう協力し合うことに。

頭の良い日高は、捜査本部でもうまく立ち回るので問題ないが、日高はベンチャー企業の経営者。彩子は社員に不審がられてしまう。そこは階段から落ちたショックで記憶がない…で乗り切るワケですが、入れ替わった後の日常で焦ることは多々あって、コメディセンスも抜群の高橋と綾瀬なので、笑えるシーンも上手!

 

日高の身になって、日常を送るうち、真犯人は別にいると直観する綾子。社員に愛されている日高には、見た目の冷たい感じとは別の人情もあると分かってくる。そして複雑な生い立ちや、出身地方の伝説なども調べて行くうちに、想定外の事実も見えてくる。

 

昨日の敵は今日の運命共同体

導かれる意外な真実。

中身が賢い男になった綾瀬はるかはセクシーで、女子な高橋一生が可愛くて、眼福〜。

 

捜査本部の部下八巻(溝端淳平)と彩子の同居人の陸(榎本佑)が、日高が彩子になってると気づいてしまうというのも、納得するほどの出来栄えでした。

高橋一生の中に綾瀬はるかが見えましたよ。

綾瀬はるかも、刑事役は初めてだったそうですが、初期の綾子と日高版彩子を演じわけ、男になったからこそ、女性の武器を効果的に使えるというシーンのセクシーな所作などは、今まで見た事の無い綾瀬はるかでしたね。

中身彩子の高橋一生が、ドキッとして、「何自分にドキドキしてるんだろ」という台詞がハマってましたね。

 

そういうわけで、想像を超えるラストまで、ぐいぐい引き込まれていくドラマでした。

キャストの皆さま、スタッフさん、楽しいドラマをありがとうございました。

ドラマ:「俺の家の話」 長瀬智也にアンコール!

「俺の家の話」は見たかったドラマ

ドラマ「俺の家の話」とは2021年1月から3月にTBS日曜劇場枠で放送された番組です。
番宣を耳にした瞬間から絶対に見逃せないと思ってました。

見たかったポイント

  1. ジャニーズの長瀬智也が表舞台で演じる最後のドラマ
  2. 長年、長瀬智也によい作品を書いてきた宮藤官九郎の脚本
  3. いわゆるヒットメーカー磯山晶×クドカンの作品

結果的には、見てよかった!今回も・・・(泣)。毎週欠かさず見た作品です。  

プロレス×能×介護

このドラマを一言でいえば、「プロレス×能×介護」の物語です。ある家族の長男がこの3つをこなすのです。つまり、不屈のヒーロー、ブリザード寿兼スーパー世阿弥マシン、かつ能の宗家の長男である、観山寿一(長瀬智也)の家の物語です。

レスラーが能?という無理な設定とはいえ、身体を作り上げた長瀬は、ばっちり役にはまっており、わりと年なのに、レスラーとしてリングにもあがるし、能のお稽古にも励むし、能の人間国宝の父・観山寿三郎(西田敏行)の介護もする、超多忙な毎日を送る寿一を好演。

寿一以外の何者でもない感じ。

プロレスに詳しくないので、レスラーの生活はイメージできないけど、けがもあるだろうし、相当ハードな日常ですよね。

そこへ父の寿三郎の自宅介護が加わり、宗家の跡取りとして練習も!

ワイルドで心優しい寿一役に、肉体から作って臨んだ長瀬くん、流石です。

 

心にしみた名シーン「秘すれば花

好きなシーンを勝手にランキング。

第1位:「秘すれば花」を兄弟そろって歌う!

私の1番好きなシーンは、阿部サダヲ演じるたかっしーと温泉地のステージで兄弟そろって歌うところ。

純烈みたいな熟年のアイドルグループ「潤沢」の来れなくなったメンバーの代打で、寿一、次男の寿限無桐谷健太)、三男のヨウスケ(永山絢斗)が、メインボーカル兼作詞担当のたかっしー(阿部サダヲ)と新曲「秘すれば花」を歌って踊るんだけど、味があってよかったわ。この「秘すれば花」という曲、クドカンの作詞なんだと思うけど、好きすぎて歌えるようになりました。

妹マイ(江口のりこ)のセリフそのまま、「なに?この多幸感、、、」って感じで楽しい。現役アイドルの長瀬にしてみればこのシーンは、朝飯前ってところでしょうけど、4人とも息があっていてよかったわ~。

さらに、父・寿三郎(西田敏行)がステージに上がって「マイウェイ」を歌い、それが味があって上手で、「親父~かっこいいぜ!」って、なる。

それで家族が一つになって、記念写真を撮ったところまで、一連の場面がよい。

第2位:山賊抱っこ

献身的な介護士さくら(戸田恵梨香)をスーパー世阿弥マシン(長瀬智也)が肩に担ぎ上げるシーン。何回かあるんですよね。担ぎ上げる場面は。いずれにしても結構力要ると思うんだけと、軽々とやるわけで、そこにファンタジーをリアルに演じた長瀬の本気を感じるわけで。

お見事でした。

これが素敵じゃないと、ラブストーリーにならないし、世阿弥マシンの魅力も半減しちゃうしね。さくらも恋におちるよね~と思わせてくれました。

第3位 能「道成寺」釣鐘のシーン

何のこと?と思うかもしれませんが、能の演目で「道成寺」というのがあって、舞い踊る白拍子の上に、大きな鐘が上からかぶさってくるシーンがあるのね。その小道具の鐘を裏でさっと引き下ろす鐘後見という役目があって、その裏方は寿一がやって、白拍子寿限無桐谷健太)が演じることになったんだけど、阿吽の呼吸でさっとひもを引っ張らないといけない。それが本番で素晴らしくバシッときまったところ。よかったわ。

能ではほぼ素人の寿一だとはいえ、小さい頃はお稽古もしていたわけだし、勘所はつかんでいたのだろうか…。寿限無には寿一に対しても寿三郎に対しても、いろいろ鬱積している文句もさんざんあるんだけども、能の舞台の上では無心。

寿一を信頼して、迷いなく舞う寿限無

同年代で一緒に能の宗家に育ち、見えない糸でつながれた絆があるような二人。反目しあいながらも、息がぴったりなのを見せつけるいいシーンでした。

第4位 最終回全部!

これは、ドラマのあらすじからすべて説明しないと魅力は語れないけど、「俺の家の話」の最終回は、すべてよかったです。丸ごと。

寿一の登場シーンに火の粉が舞っているんだけど、それはなぜなの?と思わせるところから、寿三郎(西田敏行)だけが寿一に話しかけてるところとか、いろいろ、全部含めて、「最終回」は名場面の連続ですね。

ありがとう「俺の家の話」

久々に濃いドラマみたわ~。

とにかく西田敏行すごいよ。うますぎる。助演男優賞あげたいです。

荒川良々もよかったし。

桐谷健太寿限無もホント、寿限無だったよね。プロレスに逃げた長男に代わって、地道に練習を重ねてきた能の跡取りにふさわしい次男(というのも長いこと知らされずに)。能の場面に違和感なかったですよ。練習したんだと思います。

フェロモンバリバリの介護士のさくらちゃん役の戸田恵梨香も最高だったし。

好きなシーン第1位に輝いた阿部サダヲとか、役者の方、みんな素晴らしかった。

詳しくないけどレスラーの人もよかったし。

そして長瀬智也は伝説に・・・。いやいや、視聴者からのアンコール!の声は届いていますよね。いつでもいいから、戻ってきなよ、表舞台に。 

#俺の家の話

ドラマ:知ってるワイフ 全話見終わった感想

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知っているワイフとは

2021年1~3月期フジテレビ系で放送された「知ってるワイフ」を見終わりました。おもしろかったですよ。タイムスリップして、過去に戻って自分を好きだといってくれた違う女性と結婚し、理想の夫婦生活をしようとする夫が、本当に幸せになれたのか。

韓国ドラマの日本版なんだって。そんなこととは露知らず、広瀬アリスさんと大倉忠義関ジャニ)さん主演のドラマを楽しみました。

 

ここからはネタバレです。

あらすじ

元春(大倉忠義)と澪(広瀬アリス)は結婚し、子宝にも恵まれた。しかし、生活は楽ではなく澪はバイトと子育てできりきり舞いしながら生活を回しているのだが、銀行員の夫、元春はあまり理解がなく、自分の仕事に手いっぱいで育児は澪に任せきり。澪がどうしてもお迎えに行けない事情があった日に、保育園へのお迎えを頼まれたけれど、そんなたまの依頼にもこたえられず、元春はお迎えを忘れて、澪に多大な迷惑をかけてしまう。

それ以外にも、あらゆる場面で、澪の気持ちやお願いを踏みにじる元春。怒り狂う澪。

鬼嫁のような澪との殺伐とした家庭にうんざりして、同僚の津山(松下洸平)に愚痴る元春。そんなとき、大学の後輩、沙也佳(瀧本美織)に再会し、「実は先輩のこと好きだったのにフラれた」と言われる。

「先輩をコンサートに誘ったのに、来てくれなかった」

その言葉で、自分が伴侶を選び間違えたのではないかと考え始める元春・・・。

 

そんなときちょうどよく、過去へ戻る方法を知る謎の男(生瀬勝彦)に出会い、元春は、沙也佳とコンサートに行く予定だった日に時間を戻すことに成功する。現実には、途中のバスで澪に出会ってしまい、コンサートに行けず、澪との縁が深まりのちに結婚するという流れになった・・・だから、この日を分岐点として、人生をやり直そうとしたんですね。

タイムスリップしてパラレルワールドに移行した元春は、バスに乗らずに、タクシーでコンサートに遅れずに行くことを選択する。(そのとき同僚の津山の人生を狂わせてしまうのだが・・・それは置いといて)

 

そのかいあって、元春は次の瞬間またタイムスリップし、目覚めると豪邸で沙也佳と結婚生活を送っている。(沙也佳はお嬢様。実家が大きな企業のオーナー)

しかし、結局のところ、パラレルワールドで本人がまったく別の人生をやり直そうとしても、縁のある人とは出会ってしまうというのが、このタイムスリップの特徴らしく、元の人生の結婚相手の澪が、会社の同僚として異動してきてしまうんですよね。

 

やり直しの人生で同僚になった元妻

さわやかに職場に登場した澪に動揺する元春。しかし澪は全然過去(というかパラレルワールドの人生)を忘れている。

何か嫌がらせをしに現れたのではないかと疑心暗鬼になる元春だが、ついつい澪をフォローしたりして、澪からの好感度は上がるばかり。(捨てた鬼嫁の気をひいてどうするんだ・・・)

一方澪も、明るくて、仕事熱心で、しっかり者なので、職場でも好感度が非常に高い存在。笑顔も愛らしく、同僚で友達の津山は、澪に好意を抱く。

それを知って、やめとけば・・・と言いたくなる元春。矛盾だよね。元春がタクシーを奪ったせいで、本来は結婚しているはずの津山の未来を狂わせたんだよ・・・。

澪だって、知り合った頃は、笑顔が可愛い、明るい女性だったわけで。「鬼嫁にしたのは俺なのか」と気づく元春。

元春は沙也佳のことも幸せにできない

お嬢様との結婚は美味しい話ばかりではなく、沙也佳さんはラグジュアリーな生活しかできない。元春の給料を当てにしないで豪遊している。(ショッピングしてきた日は部屋に高級ブランドの紙袋がいっぱい・・・)夕食も高級なステーキ肉を焼くとか・・・一事が万事その調子で、バイトして生活費を補填し、育児して髪振り乱して節約生活をしていた澪とは別世界の住人。なんの不自由もない生活なのだから、ご機嫌がよく、鬼嫁でないのも当たり前。

そして定期的に沙也佳の実家に呼ばれて食事をしなければならないし、そのときも肉から食べないと変な目で見られるし、沙也佳の父のパーティーなどは元春の母が入院していようとも絶対出席しなければならないなどの厳然たるルールがある。

元春の会社勤めにおいても義理の父の影響力が大きいので、沙也佳の家の都合優先で生きるのが当然と思われている世界なのだ。

元春の妹(川栄)などは、それが不満のようだが、元春もこっちの世界にタイムスリップしてきたらもう結婚していたので、「沙也佳優先でいく」と決心した覚えがなく、今まで当然に「俺中心」でいたので、逆らっているつもりもないままに逆らってしまい、「最近私の言う事きいてくれないのね」と沙也佳に思われているのに気づかない。

元春が澪を特別扱いするせいでだんだん沙也佳も笑顔でなくなっていくし、津山は真剣に澪のことを好きになるし、しかし、澪は元春のことが気になってしまうし・・・という、複雑な事態に・・。

さてどうなる・・・。

 

広瀬アリスらのキャストがよい!

このドラマにどんどん引き込まれた理由のひとつが、澪役の広瀬アリスの好演。鬼嫁時代の怒り爆発している様子とタイムスリップ後の並行世界での明るく健気な様子との差がよく表現できています。

関ジャニ大倉さんもドラマではあまり見たことなかったですが、元春のダメ感が自然でしたね。男の人にはありがちな無関心さで、妻の心づくしの家庭の工夫を見ていなかったり、悩んでいることをどうでもいいと思っている。それが不幸になる元だったりするんですよね。

松下洸平も普通なら澪と付き合うのにふさわしい人なのに、なかなかうまくいかない津山役が上手でしたね。一番かわいそうなのは津山でした。

元春の妹を演じた川栄李奈も良かったですし、澪の母役、片平なぎささんも、認知症という設定で、以前の世界の記憶を持っているという重要な役で印象に残りましたね。

過去に戻れる方法を伝授する謎の男、生瀬勝彦さんも悟ったようなでもどこか狂気をたたえた感じで、元春を翻弄するのにいい感じでした。

 

自分の過去に戻ってやり直すドラマは面白い?!

ドラえもん」でもよくのび太が過去に行って自分を助けたり、未来から自分が来て助けてくれたりしてましたけど、今回の「知ってるワイフ」では、元春は過去のある時点に戻って、そこから生きなおすんですよね。その世界で。自分が同時に二人いるという状態ではありません。過去を知っているまま生き直すチャンス到来なのです。それは面白くなりそう。
こういう設定は人気ジャンルです。

素敵な選TAXI」というドラマでも、分岐した地点まで戻って、もう一つの選択をして生きなおすことが可能でした。そのドラマでは、過去の自分の立て看板があるので、そこに自分を置き換えてから、生き直すということをしていたような。特別なタクシーに高額な乗車賃を払って時間移動するので、せいぜい30分とか数時間の移動なのですが、やり直せるというのは、面白いテーマです。

時をかける少女」(アニメ版)でも主人公は何度もタイムリープしてましたが、「知ってるワイフ」と同じで、そこには今来た自分だけが存在する。そこから生き直すタイプでした。ちょっとした友達との気まずさを回避しようとするために時間を戻す少女。気軽にタイムリープしてましたね。(でも回数制限はあったんですけどね)

そこで分かることは、結局人生は「選択」の連続だということ。

ひとつの間違った「選択」に気づいて過去まで戻ってやり直しても、またその先で経験していない未知の選択をする瞬間が来るので、またそこで間違ったら、理想の生活からはかけ離れてしまいます。

だからといって、そのたびごとにタイムスリップしてたら、本筋が分からなくなってしまいそう。失敗したらすぐ時間を戻れるっていうのも、生きづらいものなんではないでしょうか。

「真剣に生きる道を選ぶ」ということも、なくなってしまいそうですし、そうなると、誰もがバラバラのパラレルワールドに生きて、自分を成功させよう(失敗のない人生を歩もう)とやっきになっていってしまいそう。究極、全人類それぞれが成功する世界がその人の数だけ存在するようになるのかもしれませんね。

今回の「知ってるワイフ」のラストでは、失敗した結婚を忘れないまま時を戻した二人が、初心に返って、互いを支えあいながら子育てして、円満に暮らす様子が描かれます。

タイムスリップは1回か2回が限度というのが、本筋の人生がわかっていいのかも。

縁のあった人との大切な関係が1回目の失敗で壊れてしまっても、もう1回くらいは時を戻してやり直せる・・・っていうのは、理想かもしれないですよね。

愛した人を幸せにしたいという気持ちが、澪にも元春にもあったから、経験したことが糧になって、幸せな結婚生活がよみがえった。

このストーリーに、視聴者は納得したと思う!ハッピーエンディングに乾杯。

#知ってるワイフ

ドラマ:江戸モアゼル 最終回まで 感想

江戸から花魁がタイムスリップ

2021年1月期読売テレビ系ドラマ。時空を超えて江戸からやってきた花魁が東京の下町のカフェでバイトを始めて、引き起こすドタバタと恋愛を描いた作品。

肩ひじはらずに楽しく見るタイプのドラマですよね。歴史ものというよりは、ラブストーリーなのかな。すったもんだがありながらも、ハッピーエンドに。

得体のしれない花魁の格好で現れた仙夏(センカ)をタイムスリップしたことも含めて受け入れて、住み込みのバイトに雇ってくれたカフェの店長(ココリコ田中)とその家族の心の広さがドラマのキモかも。長女が日本史に詳しいのもあって、江戸の風習を理解してくれて、いい具合にゆるく仙夏は蔵地家に馴染んでいく。ここでつまづいたら話が終わるものね。

 

主演は岡田結実さん

なんともキップのいい姉御肌の花魁、仙夏役をコミカルに、可愛く、カッコ良く熱演したのは岡田結実

時代考証的にどうなのか、SFのセオリーとしてはどうなのか、いろいろ分からないところは置いといて、画面が生き生きしていたのは良かった!

 そのほかの役者さんは、正直名前がすぐに出てこない人が多いです。でもそういう若手だからこそ、自然に役に徹して見られるのがよかったです。(事前情報がないまま見たので)

 

日本の歴史タイムスリップドラマ、人気なの?

 

戦後時代にタイムスリップしたり、平安時代からタイムスリップしてきたり、さまざまなタイムスリップドラマがありますよね。

アシガール

・信長狂騒曲

・仁-JIN- 

サムライせんせい

信長のシェフ

・いいね!光源氏くん

本能寺ホテル(映画)

----などなど。

いまや一大ジャンル。

そんな歴史タイムスリップドラマが楽しいのは、なぜなんでしょうね。

過去に現在から行く場合、歴史の世界が身近になって、有名な出来事もイメージしやすいからテストに役立つという学生さんも多いかも。

過去から現代に人が来る場合も、歴史の教科書でサラッと聞いた時代が本当に今と繋がっているんだな〜と思わせてくれる面があるのがいいのでは。

それになんだかんだいって、日本史って長いじゃないですか。覚える事も多いし。

だからその知識が日本の財産だし、エンタメ界のネタの宝庫でもあるわけです。

万葉集の和歌とか、その心情なんか現代人も分かるし、サムライの精神とかもすごいな、とか感心するところ多いですしね。

今回の仙夏さんもやはり精神的な面で、みんなを諭す役割がある。あまり意地汚いことすると「粋じゃないね〜」と言われちゃいます。

 

自分の過去にタイムスリップするタイプの作品については、また別のテーマがあり、これも人気ジャンルですが、別の作品で振り返ってみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり80年代トップアイドルは魅せる・・・NHKBS 田原俊彦還暦直前ライブ2021 感想

80年代アイドル田原俊彦の曲は面白い

2021年2月26日。NHKBSで放送された特番を見てみました。

歴代のヒットソングを歌うトシちゃん。80年代アイドルのトップを駆け抜けただけあって、いい曲というか唯一無二の曲が多い。しみじみ面白い。

昨年亡くなった作曲家筒美京平さんの曲も多いね~。

そして外せないのが宮下智(作詞も兼ねる)!

そのほか随所に小田裕一郎(「グッドラックLOVE」)、網倉一也(「悲しみTOOヤング」)、久保田利伸(「It's BAD」)、都志見隆(「ごめんよ涙」)という方々からの曲も提供されていたけれど、今回歌った曲のなかで、

筒美京平ソングの代表といえば・・・

君に薔薇薔薇…という感じ

ほかで聞いたことない表記ですよね。作詞は三浦徳子です。すごい画数の多いタイトルで、イメージも派手。ジャニー喜多川さんからのどんなリクエストがあったのでしょうか。曲も独特で。イントロのチャッチャチャララ~から面白い。

原宿キッス」(これは作詞に宮下智)

ジャニーズって感じ。合宿所が原宿なんですよね?うれしはずかしで、交差点で原宿モーションするってなんだかわからないけど、これも独特な歌詞で、とにかくノリがよいですよね。

ラブ・シュプール

今回番組で歌ったのを聞いて、映画の曲かな?と記憶がよみがえってきた。白銀のスキー場のイメージですね。キラキラ感が独特。

抱きしめてTONIGHT」(作詞は森浩美

ダラッタラ、タラタータ的なで始まるイントロも筒美節?十分なイントロが踊れるアイドルには必要!と思わせる曲。

 

宮下智の代表ソングといえば

ハッとして!Good

これもイントロから独特。で「高原のテレフォンボックス」でなんか「ハッとして」

「君は天使さ~」という流れに、今も驚く。異色のタイトルはジャニーさんが決めたらしいです。天才。松田聖子とのチョコレートのCMソングですよね。

ブギ浮きI LOVE YOU

これもチャララチャララ~のイントロで、楽し気で印象的。途中から「歌うよロックンロール!」となる斬新な展開なんですよね。さらにセリフが入って「ハハハハハ(と高笑いして)馬鹿だね…」という。よって「馬鹿なの?」という印象を世間に与えたかもしれないれど、歌いこなしたのはさすがでしょう。ジャニーズ恐るべし。

チャールストンにはまだはやい

ダンスがいろいろ盛り込まれて、ショータイム感満載なジャンルでいうとなんだかよくわからないけど、おしゃれでノリがよい宮下智ワールド。この雰囲気ににぴたっとはまる田原俊彦、すごいな。たしかにこれはジャニー喜多川が世に送り出したひとつの作品だなあ。

 そのほか「君に決定!」「NINJIN娘」も!いずれも、ヒット曲ですが、当時斬新だったことは確か。そして今もあせないオリジナルの輝き。のびのびとした遊び心を感じます。

名曲、ヒット曲をガンガン歌いまくった番組でした

当時松田聖子近藤真彦中森明菜小泉今日子らとともに、トップアイドルとしてヒットを飛ばした田原俊彦郷ひろみと同じように、紅白でも往年の曲を歌ってほしいものです。芸能界のしきたりには詳しくないけど…出てもいいのでは…。

80年代ころのアイドルは、大勢集まってコントとかもしていたけれど、基本は一人で歌って踊っていたわけで。

群舞でみせる最近のアイドルとは全然違うんですよね。立ち位置というか、重さが。

歌を歌うにしても、その曲の時間を自分だけで魅せるわけだから、スター性が必要でしたよね。5,6人ならまだしも、10人以上もいるなんてグループとしてはメジャーでも、フルネームまでは分からない人がほとんどですものね。

ゆえに、還暦であってもものすごいパワーを感じました。