海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

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激戦!キングオブコント2023:10組のネタの感想

新KOC王者はコンビ名に難あり?

2023年10月21日TBSで「キング オブ コント 2023」が放送されました。

出場者は、出場順に「カゲヤマ」「ニッポンの社長」「や団」「蛙亭」「ジグザグジギー」「ゼンモンキー」「隣人」「ファイヤーサンダー」「サルゴリラ」「ラブレターズ」の10組。

審査員は、ロバートの秋山竜次、東京03の飯塚悟志かまいたち山内健司、バイきんぐの小峠英二、そしてダウンタウン松本人志。司会は同じくダウンタウン浜田雅功。(敬称略)

1stステージで高得点の上位3組が、2ndステージでもう1ネタを披露し、1st、2ndの各ステージの合計点の最も高かったコンビ(もしくはトリオっていったらいいの?)が優勝します。

結果は、すでにニュースなどでも報じられている通り、結成7年目(芸歴は以前は別のトリオでも活動しており20年以上)のサルゴリラの優勝で幕を閉じました。

感想としては、下ネタっぽいコンビがスタートダッシュで高得点をとったので、しょっぱなから引いてしまいました。松本さんとか山内さんは、1番手のカゲヤマに高得点を入れていたけれども、あんまり笑えませんでした。

演じる順番の初めの2組のネタがいわゆる「クセが強い」感じで、高得点だったため、後からのコンビ(トリオ)も結構よかったのに、やや印象は弱くなり点が伸びなかったかも。順番の影響によって不利になったコンビも多い大会だったかもしれません。

とはいえ、2番目に登場した日本の社長は、勢いありました。二人のうちどちらが空港に見送りに行くのかを決闘しあって決める男性たちのネタで、これには笑いました。2ndステージに進出したのは納得です。

3番目のや団の舞台のオーディションネタ、非常に良かった。なのですが、惜しくも勝ち残れず…でした。

4番目の蛙亭も面白かったなあ……。失恋した女性とお寿司大好きな男性のネタ。非常に蛙亭っぽい。

5番目のジグザグジギーも笑いました!市長が会見でフリップで大喜利的に回答するネタ。好きなネタです。ただ、決勝に行くタイプではないというふうに思いました。

6番手はゼンモンキー。とんとんとテンポがいいし、3人のキャラもわかりやすい。けどそれまでに出た高得点の出場者には届かず、去っていってしまいました。

7番目の隣人。なぜ着ぐるみでネタを…。コントにおいて、視聴者は最低限、演者に顔を出してやってほしいと思うものなんだとコレを見て発見しました。

8番目のファイヤーサンダーは、物まね芸人のネタ。物まね芸人の需要はマネされている本人の方の活躍次第というところが面白くネタに昇華されており好印象。とはいえ、優勝するタイプの内容ではないかも。

9番目はサルゴリラの手品師のネタ。テレビに出るまでにディレクターに気に入ってもらわなければ出られないという芸人さんならではの視点がベースにあって、味わい深い笑いでした。この芸歴が生きたネタは強かったと思います!

10番目はラブレターズ。彼女の実家で変わったお母さんと二人きりになるというネタ。エキセントリックなお母さんなかなかでしたね。けれどもそれまでの出場者の得点を越えられず。

2ndステージへの切符をつかんだのは

カゲヤマ、日本の社長、サルゴリラの3組でした。

決勝ステージの最初は日本の社長で手術のネタ。小柄な方の人のびっくり顔がやはり面白いですよね。バランスは悪くないです。

カゲヤマはまたもやビジネスマン×下ネタで、さらに引いてしまいました。それしかないんですかね…。

最後は、サルゴリラ高校野球の選手と監督のやりとりネタ。たとえ話の苦手な監督……すべてが「魚」。大した事ないやりとりなんだけれど、人間味がある。味わい深い。

ということで、最初にも書いたように、サルゴリラがキングになりました。おめでとうございます!

なのですが、コンビ名いまひとつですよね。余計なお世話ですけれども、これまで売れなかったのは、名前のせいもあるのかもしれない…?ピースの又吉さんの命名だそうです。でも改名したら、もっと売れるかも…。

優勝しなかったみなさんも審査員のみなさまも、濃い笑いの時間をありがとうございました。来年も楽しみにしています。お疲れさまでした!