海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

海辺でのんびりするのも、本もドラマも映画も好き!つまらなくても、面白くても、見たままログ。

7月期気合が入っているドラマ②「VIVANT」

商社マンって砂漠でサバイバルするの?

2023年夏、テレビドラマも熱い。TBS日曜劇場「VIVANT」もその筆頭です。なにしろ砂漠の空撮とか、モンゴルの大草原のようなところを馬で疾走するとか、スケールが大きい。

前情報なく見たので、何かをしながら気楽に見ようとして、ちょっとそんな感じでないのにびっくりしました。一瞬、一瞬見ておかないと…っていう感じ。

社内政治ものだとおもってたら、サバイバルすぎた。

商社マンの乃木(堺雅人)は、億超えの誤送金のミスの犯人と決めつけられて、バルカ共和国というところ(モンゴル的な中央アジアの国?)に、単身行かされ、取り戻してこいと言われるんですが、スーツで灼熱の砂漠で置き去りにされて、生死をさまようとか・・・商社マンってこんなことまでできなきゃいけないの?っていうことの連続。

ネタバレありの感想メモです。

同僚がエージェントだったら?

こんなの特殊な軍事訓練受けてたり、語学の特訓うけてないと絶対無理すぎる…と思ってたら、ほんとになぞの精鋭部隊のエージェントだったんですね乃木さんは。他のエージェント仲間も普通のサラリーマンの顔を持っているので、こういうのって現実にもあるのでは?という疑心暗鬼な気持ちになります。

隣のいけてない同僚が、命がけの諜報活動してるとなったら、気が気じゃないですよ。

日本を守るために、日夜頑張っているというけれども、乃木さんも途中で味方に発砲するし(実はそれはダミーだったらしいとかあるけれども)、バルカ共和国のなぞの組織テントに潜入している間は、乃木の右腕の黒木(松坂桃李)も殺してしまいかねない感じでしたし、警察の野崎(阿部寛)も、恋人の女医・柚木(二階堂ふみ)も本当に信じていいのでしょうか・・・。

まだまだ話を続けてほしい雰囲気なのですが、もうすぐ最終回。名残おしいですが、どう決着するのか見るしかないです。

これまでの名場面

1番目は、やはり最初の方の草原を馬で疾走していく、現地警察との追いかけっこのあたりですかね。日本大使館に駆け込むところがいいですね。羊の群れを使って逃げたり、装甲車でパトカーをなぎ倒すとか…アクションが派手で見ごたえありました。警察の野崎の協力者ドラム(富栄ドラム)の翻訳機(声:林原めぐみ)を介した会話なんかも面白いし。

2番目は、誤送金の真犯人をさがして、データセンターにデータをコピーしにいくあたり。「ミッションインポッシブル」的でよかった。

3番目は、阿部寛さん演じる野崎が、乃木の生い立ちを調べ上げるところかな。バルカであったことを振り返るんだけど、えーこのシーンこんなことしていたの的なことが山盛り。

4番目は、乃木(堺さん)の日常シーン。木造の鎌倉にありそうな古い家とか、そこで丁寧に和食を食べているとか、お茶をたてているとか、お赤飯焚くとか、まめなんですよね。Fと呼んでいる脳内のもう一人の自分との会話のシーンも面白いですし。困ったときに、頼りになるFって、便利です。お赤飯は野崎(阿部寛)も作っていましたよね。お料理上手な方たちですね。

5番目は、全編にわたって随所に入る野崎の乃木を見つめる顔のアップかな。すごく優しい目をしてるので、何?と引きつけられます。阿部さんのアップは絵になる。視聴者へのサービスになっていますよね。

あとは最終回を残すのみ。楽しみに待ちたいと思います。