敗者復活戦から楽しみました
昨年に比べて1000組くらい増えて6000組超えがエントリーしたそうです。
今年は、緊急事態宣言が出されてる期間が長く、そんな中オリパラが開催されていたというなかなかハードな年でした。年の瀬は平和に笑いたい、そんな気持ちで今回は、敗者復活戦から観ました。
ハライチがいる〜!見取り図もアルコ&ピースも。実力があるコンビが多数敗者復活戦にいるってことは、それほどに決勝に出るのは大変なんですね。
敗者復活戦の持ち時間は短いため、あっという間に過ぎてしまいます。野外ステージは寒そうですが、お客さんが大勢観ているし、ウケてるし、会場としては熱い感じです。
M1グランプリ 2021 感想
今回、最後まで観て、最も大笑いしてしまったのは、錦鯉だった事は否めない。
それが優勝したわけですから文句を言うのもおかしな話ですが、でも、過渡期なのかなぁ・・・という雰囲気がありました。
初めて知ったコンビが多かったです。テレビ的な知名度がないだけで、芸歴もあり、人気もあるのでしょうが、ちょっとすぐには笑えない感じでした。たとえば、モグライダー、ランジャタイ、真空ジェシカ、ロングコートダディ、もも、など。
ゆにばーすは良かったです。インディアンスより面白かった印象です。敗者復活からハライチが勝ち上がったのも納得する展開でした。でもハライチへの審査は厳しいと思いました。笑いましたよ。面白い。
昨年から連続して登場した、インディアンス、オズワルド、錦鯉が強かったですね。場の空気をつかむのが上手だなって思いました。最終決戦にこの3組が残ったので、昨年との連続性も感じました。
初めて知ったコンビでも、一昨年のミルクボーイは、爆笑してしまったので、やはり、今年初のコンビは、そこまでの笑いの量はとれてなかったようです。
おめでとう!錦鯉
ファイナルラウンドに残ったのは、ファーストステージで「友達をくれ」というネタでトップだったオズワルド、「合コン」のネタで2番目に高い点を取った錦鯉、「怪談」ネタで2位タイになったインディアンスの3組。
それぞれの2本目のネタは、「ロケにいく」ネタで、高速なボケを繰り出したインディアンスと、「サルを捕まえる」ネタで、想像を超えた笑いを生んだ錦鯉、話芸のうまさを感じる「行列割込み」ネタのオズワルドでした。
そして、ついに「錦鯉」が優勝!!
いや~、本人たちもびっくりしてましたけど、見ていてやはり、納得の結果なのに、驚きました。番組が始まる前には予想してなかったためだと思います。
なんていうか、昨年よりも面白くなっていたのですよ、3組とも。だから、甲乙つけがたかった。
でも、町にやって来たサルを捕まえる長谷川さんのあほさが、際立っていて、頭ひとつ超えました。笑いの量が最大だったことは確かです。「森に逃げ込んだぞー」と言ってさらに追いかける長谷川さんに、「ならいいじゃないか」と冷静に渡辺さんが突っ込む場面と、バナナの罠に何度もかかり、倒れる長谷川さんを静かに横たわらせる渡辺さんの動作は心に残りましたね。静かな突っ込みというのは新しい。
そして締めに「ライフ・イズ・ビューティフル」っていう長谷川さんのセリフ……。
なんなの?訳が分からないけど、錦鯉というコンビの面白さはそういう謎の品の良さにあると思います。あほだけど、下品にならなければ、売れる…と去年も思ったけど、その通りでしたね。静かなフィニッシュに意表をつかれ、大笑い。見事優勝をかっさらいました。
どうぞ末永く、ピュアな笑いを届けてください!