ドラマ『緊急取調室』とは
初回は2014年1月9日にスタートした、天海祐希主演の連続刑事ドラマ。以後、2017,2019とシリーズ化され、2021年7月期は第4シーズンにあたる。
タイトルの『緊急取調室』とは、可視化設備の整った特別取調室で厄介な被疑者を取り調べる、架空の捜査一課の部署「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」こと。
特別な取り調べに臨むのはクセの強い専門チーム。
天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子を筆頭に、刑事人生の大半がマル暴一筋で、見た目も物言いも怖めな菱本(でんでん)、ソフトに対応するが、その実、徹底した洞察力を発揮して追い込んでいく小石川(小日向文世)、有希子の交渉能力を買っているキントリの管理官・梶山( 田中 哲司)。「サイバー犯罪対策室」から駆り出されている準メンバー玉垣(塚地武雅)・・・一見バラバラなようでいて、いざとなると見事なコンビネーションで、自供を引き出すプロフェッショナル達である。
今回の見どころは (ネタバレあり)
今回最大の見せ場は、第1話、2話に登場する、元国民青年派のカリスマ活動家・大國塔子(桃井かおり)と真壁の緊迫感マックスの取り調べシーンだと思いました。塔子の事件の伏線を最終回で回収するんだけど、やはり、桃井かおりと天海祐希の対決シーンが、全編通して一番迫力あったよね。
もちろん毎回よかったですけども!
第1シーズンでキントリのメンバーだった「ホトケの善さん」と呼ばれた中田(大杉漣)の息子も登場するし。
オリンピックで途中何週か、空いてしまったのが、残念でした。連ドラってリズムがあるので、テンポよく見たかったですが、最終回まで堪能しました。
最終回で登場した弁護士・羽屋田空見子役の大塚寧々さんも、天海さんに対峙するにあたって、今までにないくらい気合入ってたんじゃないかな。いつもスウィート多めな感じの演技だけど、硬派な感じで通していましたね。
キントリ解散の果てに
ベテランのおじさん刑事達と共に、最強のチームのエースとして活躍してきた真壁(天海)。キントリは解散したけれど、まだまだ続きがありそう。
「面白くなってきたじゃない?」(真壁の決め台詞)という天海さんの美しいお姿をまた見たいです。