海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

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ドラマ ハゴヅメ | 感想

戸田恵梨香、すごい

このドラマ、至るところで大好評でしたね。最終回の視聴率は12.5%と2021年7月期ではトップクラスだったそうです。

もともと原作マンガも面白いって言われていました。その期待を超えるのは難しいはずですが、笑えるシーンがホントに多くて。

緊急事態宣言も長引く中、コメディが受けたのかしら。

 

それにしても警察学校時代から成績トップでミスパーフェクトと言われる藤聖子役をビシッと決めるあたり、戸田恵梨香ってすごい。

あんな細くて、華奢な感じなのに、頼もしいことこの上ない。

その藤さんとペアを組む天然な新人の川井ちゃんには、永野芽郁。途中新型コロナ感染とか本当大変だったでしょう…だけども、画面から能天気な明るさがあふれてました。彼女も細くて、折れそうな感じでしたね。

この2人は、ハゴヅメ、つまり交番勤務ですが、同じ署の刑事課捜査一係には西野七瀬がいたりして、可愛い人多い町山署。夢のような職場なのでは?普通のオフィスだったらですけどね。でも、市民の生活をまもる警察ですから、一般の感覚では務まりません。

 

お仕事紹介としても、新人成長モノとしても、コメディとしても、未解決事件を解決するシリアスものとしても、全方向にバランスよく、華のある雰囲気に仕上がって、メジャーな局のドラマらしくて良かったです。

 

大立ち回りなどが似合う戸田恵梨香

第一話から、連続窃盗犯を和やかな職質から逮捕したり、商店街を逃げるひったくり犯を鮮やかに現行犯逮したり、とにかくバンバン逮捕していくエース、藤(戸田)。

六話での、チェーンソーを振り回す男を制圧するシーンも良かったし、いろいろな場面で魅せるのです。撮り方もあると思うけど、そういう強さが板に付いてますよね、戸田恵梨香さん。

 

後輩思いで、ドジっ子川井を一人前にするために、厳しく、手厚く指導する。その慈愛に満ちた表情なども上手いし。

 

今回株を上げたと思います。

 

ドラマとしても盛り上がりがあった---ネタバレあり

初めはやる気のなかった川井もみるみる成長。独特のイラストセンスが、似顔絵捜査で成果を上げるなどして、自信もついてくる。

ちょっとした藤の目線の移動で、的確な行動を取れるように。

 

ま、ストーリーとしては、2人の絆を脅かすような事実が明らかになるわけですが、最終的には、身近な同僚や上司達が、藤の思惑はいろいろあれど、こんなに後輩思いな先輩はいない…と証言したり、藤の元同僚が巻き込まれた事件の無念を晴らすために署を上げて一致団結していくわけで、盛り上がりがありましたね。

無事、事件も解決したりして、川井の不信感も払拭されるわけで、気分もスッキリ。

その流れが、多面的で良かったように思います。

 

キャストに注目

同僚や上司たちも皆一癖あるわけですが、例えば、藤聖子の同期も曲者ばかり、源誠ニ=三浦翔平は、人の心を読むのに長けてるし、桃木=臼田あさみは県警一の美女で機動隊の分隊長、松島=大西礼芳は元陸上の選手でメンタルも強靭。後輩山田=山田貴之はそんな先輩達に囲まれてるのに明るいし。

ハコ長=ムロツヨシもいい味出してました。

 

楽しいドラマをありがとうございました。