海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画・本の話》

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ドラマ:リコカツ 感想

リコカツとは2021年4月〜6月TBSで放送されたドラマです。(ネタバレ有り)

 リコンするのに好きになる

ずっと…ずっと…ずっと…♪

米津の曲「Pale Blue」が盛り上げる正反対の2人の恋。

 

美人で健気で働き者の咲:北川景子と武骨で女性慣れしていない紘一:永山瑛太の2人、付き合ってすぐ結婚したけど、お互いの生活はまったく噛み合わず、喧嘩が絶えない。

都内の編集者と都外の自衛隊員だもんね。どちらかは遠距離通勤だしとっさの仕事に呼ばれる仕事よね、どちらも。

それで、リコンしようとすることから始まるんですよね、2人の恋が。

 

知れば知るほど、合わないのに、惹かれる。

不思議だけど、そういう事ってあるのかもね。

 

紘一は、遭難しかけた咲を助けに来た人で、その時にお互い一目惚れ。

とにかく北川景子が美しいので、そりゃ紘一は惚れますよね!と納得いく。

咲にしても死にそうな時に助けてくれた人を悪く思うはずないし、彼と別れたあとだったし、年齢的にも結婚したかったし、力強いプロポーズに心動かされても仕方ない。

 

保守的で頑固な紘一だけど好きな人を一途に守ろうとして行動するところは評価に値する。

咲も一応合わせようとはしてるし、努力してるんだよね、家庭のために。ただ、忙しい仕事だし、転勤もあるし、限界ある。

 

いろいろあって、お互いのためを思って、いい人と幸せになって欲しいと身を2人は引くのだけど、条件ぴったりのお相手とはなぜか付き合う気にならず、リコンした後もそれぞれ1人でいるんですよね。

 

それを咲の担当作家の水無月先生に、純愛だね〜って言われて…。

 

一周まわって、もう一度結婚するなんて、コメディだけど、応援したくなる2人です。

 

咲の元彼、タカヤさんは最も咲とバランス取れてるのにね。理解しあえる同じ世界の人だよね。タカヤとやり直そうと決めて話そうとした時、違う、と気づいた咲の苦しさ。頭で判断しても心が従わない…みたいな。

 

人との縁、結婚の条件って、そういうものなのかもね。

 

ここがよかった!

① 普段着ないブランドものスーツをバリっと着こなした紘一が、咲の仕事上大切なパーティに現れるシーン。

瑛太、やはり映えますね〜。北川景子とのツーショット素敵でした。

②咲の両親のキャスト

母役、三石琴乃さん、良い〜。父役、佐野史郎さんから急遽変わった平田満さんも良かったです

③紘一の職場の方々

温泉宿にハネムーンオプションを取り計らったり、辞表を預かるなど公使にわたってナイスフォローをしていた重森空佐(菅原琢磨)。よかったです。

笑顔が可愛い一ノ瀬空尉(田辺桃子)は、咲から紘一を掠奪する気満々で、圧力のかけ方がハンパない。そこまでやっても爽やかなのが、さすがでしたね。ていうか、そこまでやっても紘一が振り向かないなら、仕方ないという完敗の境地に達したんだろう。

④ 咲と紘一のリノベしたマンション

2人にとって大切な場所となった広々リビングや中庭が素敵なマンションの部屋も良かった。

クッションのウサギとか、インテリアや小物のセンスも咲の人格を表しているようで、印象的でした。

 

というワケで、育児休暇明けの北川景子さん初の連ドラを堪能させていただきました!ありがとうございました。

 

-----データ-----

プロデューサー - 植田博樹、吉藤芽衣

脚本 - 泉澤陽子
音楽 - 井筒昭雄
主題歌 - 米津玄師「Pale Blue」

平均視聴率- 9.5%