コントが始まるの魅力
20代の社会に出てから数年後の若者たちの青春後期の姿が描かれている。こんな風に、地道に真っ正面から、仕事の悩みとか挫折、友情、恋、兄弟関係、親子関係などについて、SFとか魔法とかなしに、ちゃんとやってるドラマは久しぶりだ〜!
主人公たちはコメディアンだが、至ってシリアスというか、真面目なドラマだ。
いいんじゃない?
なんか昔から、こういうドラマはあった。ふぞろいの林檎たちとか、そういう名作もありましたし、その後も織田裕二や木村拓哉とか当代の人気者達によるお仕事&友情&恋をテーマにしたドラマは、時代ごとにありました。
そういう意味では、オフィスが舞台ではなく、お笑いライブだというのが今を象徴してるのかなぁ。
そして、今の若者代表は、菅田将暉だ。
彼が主役をやるという事が、今の青春後期ドラマと言えば、このドラマなんだよ〜という意味ですよね。
さらに、神木隆之介、仲野大賀。
この三人がやっているブレイクしないコントグループ、マクベスが解散するのか、しないのか、という葛藤がドラマの肝。解散ライブまでのあれこれが、丁寧に、高校時代にまで遡って描かれるんだけど、とにかく一言でいうと!
自然な演技がうまいよね〜!!
可愛いし、こちらも演技が上手い。言うことないです。
今回初めて知った妹世代の古川琴音も期待されてると思われます。
というわけで、毎回見てます。映画って短いから、連続ドラマでしか描けないものってある。
今をときめく日本の若手の役者達の地に足ついた青春ドラマがあるっていいと思う。
最後まで演技のうまさを存分に発揮して、視聴者を魅了してくれるはず。
期待してます。
(最終回後の補足:マクベス解散後のハルトが生き生きしていない。見ていて辛かったです。これが現実ってことなのでしょうか。渋すぎる。笑いの仕事を裏方でも続ければよかったのに・・・舞台の仕事とか・・・そういうことに理解が深いわけだから。シュンタは冒険に出てしまうし。それはそれで心配でもある。ジュンペイはナツミとうまくいきそうな感じで、実家の酒屋の仕事に邁進しているので良いとして・・・。さらに数年後には、ハルキの目に力が戻ってると信じたい。終わり方はコントの形にこだわりすぎたという印象です)