海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

海辺でのんびりするのも、本もドラマも映画も好き!つまらなくても、面白くても、見たままログ。

バチェロレッテって何

ローズ


Amazonプライムのバチェロレッテ・ジャパンを見た

 テレビで「男女逆転」と宣伝してますが、元は1人の独身男性が30人くらいの女性から、未来の結婚相手を選ぶというバチェラーシリーズがあるんだって。その逆という意味。このバチェロレッテでは、萌子さんという資産家の美しい独身女性が、17人の独身男性の中から最も結婚相手にふさわしいと思う1人を選びます。皆、約2か月間仕事などを休んで参加して来ています。

昔でいうなら、プロポーズ大作戦の長時間版。こっちの方が普通で、逆転はバチェラーの方じゃない?と思うけど。さて、どんな展開に…

 テイストがアメリカンな出演者たち

アメリカがオリジンなので、萌子さんはカクテルドレスが似合うし、男性陣もタキシードが似合う人々が、選抜されています。

西洋の血を継ぐ人やアメリカで暮らした経験のある人が多い気がします。

我ら視聴者は、番組の用意した特別な宿泊地に隔離されているハイスペックな結婚適齢期の男女のお見合い風景を見るという趣向です。

誰が残るのか、筋書きのない展開を楽しむ

まず、驚いたのは、初回で結構脱落するってこと。

釣り書きみたいなものは、事前に見ているんだろうけど、ほぼ第一印象でふるいにかけられるのです。その後も回を追うごとに、減っていきます。

うーむ。確かに、これはちょっと次も見たくなる仕組みです。

萌子さんは、誰を残すのか?という興味が起こるのです。人が、ある人を別の人より気に入るのはどこがポイントなのか?というのが、一種見どころです。

それが、全般ヤラセなのかもしれないけど。意外と面白い、というのが素直な感想。

今6話まで来て、3人が残った

全然予想していなかった人が残ってたり、最初に印象良かった人が落とされたりしてる。萌子さんの決め手が、分からない。だから続きが見たくなる。不思議よね。

1日だけの印象で選んだら残れた人も、2か月かけて、沖縄や台湾などあちこち旅しながら、デートを重ねたら、なんか思ったのと違う!と落とされてしまう。

次は、男性陣の実家訪問なんだって。そこまでして選ばれないのも辛いよね。さらにその後は萌子さんのご両親にも会うそうです。結構真剣なお見合い番組ですよね。

アーティストのしぶとさ

裕福な生い立ちの美人って、気を引くのは難しそうですよね。

優しくて性格も見た目もいい男性でも、「今きて欲しくなかった〜」と気分によっては、落とされるし、うわべだけの部分でほめても気分を害すし…。

そんな地雷を本能で避けて、どんどん評価を上げている参加男性がいます。画家の人です。

やはりアーティストは右脳的。直観的に判断できるんじゃないでしょうか。我を通すときと、引くときのタイミングが、正しいんでしょう。

そして会うとき、会うとき、別の面を萌子さんに見せている。うーむ。すごい。

それに、スポーツが得意でモデルさんでもある萌子さんに、本気で心酔している。そのため、落とされないのかも。

誰が残っても後悔なく

参加者の皆さん、ここまで顔も出していて、このあとの人生もあるのだから、ぜひ無理をせず、過剰な演出に走らず、視聴者にバッシングされることなく、無事に終了して欲しいです。

萌子さんもです。多分、あの時落とした人の方が良かったとか、あるんじゃないかと思うけれど、それくらいいいですよ。

番組内で完璧な男性を選べなくても、そのあとの人生で見つけてもいいんだし。

美しいフィクションでいいんだし。

ローズを受けとってもらえないで終わるとかでも、仕方ないよね。

主役はわがままでもいい、気持ちのままに選べばいいよ!とエールを送らせていただきます。

多分3人残ってる6話の今が、準決勝みたいな感じで、一番面白いんじゃないでしょうか。一人に決まってしまうと、結構「そうなんだ~」とあっさり興味を失うかも。でも、最後まで見るつもりですよ。頑張って完走してくださいね、萌子さん。