海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

海辺でのんびりするのも、本もドラマも映画も好き!つまらなくても、面白くても、見たままログ。

「ブラッシュ アップ ライフ」の感想

書いたのに消されてしまう記事

怖い。人生を何回もやり直すドラマの記事を何回も書いたのに、そのたびに消されている!保存されてない!

バカリズムの怨念でしょうか。

何度も繰り返し書き直して疲れてます。

要は、面白かったよ。と言いたかった。同じバカリズムの「架空OL日記」に近いテイストだった。

最初は、安藤サクラのセリフの言い回しとか、幼なじみの友達とのやりとりとかが、やたらと詳細だなと思い、ノリがよく掴めなかったけれど、安藤サクラ、演じる麻美には、幼なじみのみーぽん(木南)、なっち(夏帆)とのラウンドワンでのカラオケとかは、かけがえのない日常だったわけで、それを取り戻すために、何度も人生をやり直すわけだから、大切な伏線だったとわかった。

SF的には正しいのかよくわからないんだけど、麻美を主人公とした視点からは、ちゃんとまとまってたんじゃないのかな。

人生何周目という人たちが錯綜する

よくわからないのは、麻美が覚えてない0回目の人生があって、マリリンこと、水川あさみが麻美よりも多く人生をやり直しているということ。

てことは、みーぽんとなっちは、なんで人生やり直してないのかな。全員に人生やり直す理由があるよね。みんな若くして亡くなってるみたいだから

そうなってくると誰と誰が何周目でどう出会うのか、よくわからない。0周目の麻美は長生きしたから、5周目のマリリンと会わないのだろうか?

ドラマを見ているみんなはついて行けたのかな?

 

NHKドラマ「舞い上がれ」との比較

NHKのドラマ「舞い上れ」で、主人公が航空学校に通って厳しい訓練を経て、パイロットになるまでを見ていたから、マリリンと麻美が小学校の頃から勉強重ねてようやくパイロットになれるっていうのも理解できた。お手製コックピットというのも同じだし。

本家の「舞い上がれ」のまいちゃんは、飛ばないパイロットなのでカタルシスがない。ゆえに、「ブラッシュアップライフ」の方が全然面白い。

ちなみに「カタルシス」は、あーちん、みーぽん、なっち仲良し3人組のドラマクラブでよく使われていた言葉。

 

すっかりなじんだ同級生たち

麻美の地元の同級生たちも何回も見ていると、その人の人生に詳しくなって、覚えてきて、カラオケで毎回「粉雪」を歌う彼を見るのが楽しみになってきた。

麻美の大学時代の彼氏役の松坂桃李の出番は3回目以降あんまりなくて残念だった。

染谷将太の演じる福ちゃんという男子がミュージシャンを目指して挫折するエピソードは、麻美のやり直し人生で毎回省略されることがない。どんどん福ちゃんのファンになってしまう感じ。

 

総括

脚本のバカリズムと主演の安藤サクラがスポットライトを浴びたけど、衣装や演出も良かったと思う。脇役のキャストの皆さんも素晴らしい。

レナちゃん(黒木華)、妹はるか(志田未来)、三田コング:高校の先生(鈴木浩介)やお父さん(ココリコ田中)やヘアメイクのごんちゃん(野呂佳代)、フライトのスケジュールを組む係(江口のり子)、空港にやってくるタイムリーパー(浅野忠信)など。

宗教観とかに関してはいまいちよくわからない。輪廻転生ってそういうもんなのか?と言う疑問もあるが、女子の友情を描いたと言う点では良いドラマだったと思います。

まだ見てない人は「架空OL日記」も見てみてください。臼田あさ美夏帆志田未来山田真歩さん達も出ています。もちろん、バカリズムも女装してOL役やってます。面白いですよ。

 

追記:「舞い上がれ」の舞ちゃんは最後ドローンのような乗り物で五島列島の上空を飛びましたね。一応パイロットで。その展開ならもっと感動するかと思いきや、なぜかそんな感じではなく、やっぱりカタルシスがなかったです。なんでかなぁ…急にその週駆け足で物語進めてしまったせい?