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やはり80年代トップアイドルは魅せる・・・NHKBS 田原俊彦還暦直前ライブ2021 感想

80年代アイドル田原俊彦の曲は面白い

2021年2月26日。NHKBSで放送された特番を見てみました。

歴代のヒットソングを歌うトシちゃん。80年代アイドルのトップを駆け抜けただけあって、いい曲というか唯一無二の曲が多い。しみじみ面白い。

昨年亡くなった作曲家筒美京平さんの曲も多いね~。

そして外せないのが宮下智(作詞も兼ねる)!

そのほか随所に小田裕一郎(「グッドラックLOVE」)、網倉一也(「悲しみTOOヤング」)、久保田利伸(「It's BAD」)、都志見隆(「ごめんよ涙」)という方々からの曲も提供されていたけれど、今回歌った曲のなかで、

筒美京平ソングの代表といえば・・・

君に薔薇薔薇…という感じ

ほかで聞いたことない表記ですよね。作詞は三浦徳子です。すごい画数の多いタイトルで、イメージも派手。ジャニー喜多川さんからのどんなリクエストがあったのでしょうか。曲も独特で。イントロのチャッチャチャララ~から面白い。

原宿キッス」(これは作詞に宮下智)

ジャニーズって感じ。合宿所が原宿なんですよね?うれしはずかしで、交差点で原宿モーションするってなんだかわからないけど、これも独特な歌詞で、とにかくノリがよいですよね。

ラブ・シュプール

今回番組で歌ったのを聞いて、映画の曲かな?と記憶がよみがえってきた。白銀のスキー場のイメージですね。キラキラ感が独特。

抱きしめてTONIGHT」(作詞は森浩美

ダラッタラ、タラタータ的な強烈なイントロで始まるこの曲もまさに筒美節?十分な長さのイントロが踊れるアイドルには必要!と思わせる曲。

 

宮下智の代表ソングといえば

ハッとして!Good

これもイントロから独特。で「高原のテレフォンボックス」でなんか「ハッとして」「グッときて」「パッと」目覚めて、「フッと」して「君は天使さ~」となる流れに、今も驚く。異色のタイトルはジャニーさんが決めたらしいです。天才。松田聖子とのチョコレートのCMで使われたんてすよね。ゆえに、詩的な情景はTV CMで一部具体化されたということ。でもこの歌の非現実感は色褪せてないなあ。

ブギ浮きI LOVE YOU

これもチャララチャララ~のイントロで、楽し気で印象的。途中から「歌うよロックンロール!」となる斬新な展開なんですよね。さらにセリフが入って「ハハハハハ(と高笑いして)馬鹿だね…」という。よって「馬鹿なの?」という印象を世間に与えたかもしれないれど、歌いこなしたのはさすがでしょう。ジャニーズのセンスなのかなんなのか、トシちゃんと言われたアイドル恐るべし。

チャールストンにはまだはやい

ダンスがいろいろ盛り込まれて、ショータイム感満載なジャンルでいうとなんだかよくわからないけど、おしゃれでノリがよい宮下智ワールド。この雰囲気ににぴたっとはまる田原俊彦、すごいな。たしかにこれはジャニー喜多川が世に送り出したひとつの作品だなあ。

 そのほか「君に決定!」「NINJIN娘」も!いずれも、ヒット曲ですが、当時斬新だったことは確か。そして今もあせないオリジナルの輝き。のびのびとした遊び心を感じます。

名曲、ヒット曲をガンガン歌いまくった番組でした

当時松田聖子近藤真彦中森明菜小泉今日子らとともに、トップアイドルとしてヒットを飛ばした田原俊彦郷ひろみと同じように、紅白でも往年の曲を歌ってほしいものです。芸能界のしきたりには詳しくないけど…出てもいいのでは…。

80年代ころのアイドルは、大勢集まってコントとかもしていたけれど、基本は一人で歌って踊っていたわけで。

群舞でみせる最近のアイドルとは全然違うんですよね。立ち位置というか、重さが。

歌を歌うにしても、その曲の時間を自分だけで魅せるわけだから、スター性が必要でしたよね。5,6人ならまだしも、10人以上もいるなんてグループとしてはメジャーでも、フルネームまでは分からない人がほとんどですものね。

ゆえに、還暦であってもものすごいパワーを感じました。