海辺から半歩下がって綴る《ドラマ・映画の話》

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ドラマ「BG、身辺警護人」を見終わって

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TVドラマ「BG、身辺警護人」とは

2020年6月~7月、テレビ朝日で毎週木曜に放送された、木村拓哉(いわゆるキムタク)主演のドラマです。2018年1月の同タイトルドラマの続編です。BGというのは、ボディ・ガードという意味。

 SPというのが、要人警護の任務を担当を専門としている警察官なのに対して、BGは民間の拳銃などを所持していない警護をする人です。

 政府の要人ではないけれども、命を守ってほしいという人たちがクライアントになります。依頼人が毎回変わるし、警護の仕方も変わります。依頼理由などの背景も興味深いし、BG達の家庭の事情なども描かれているのも、ドラマ的に面白い部分です。

また、今期では、主人公島崎(木村拓哉)は所属していた民間のボディガードの会社(KICKSコーポレーションを退社してしまい、フリーになるので、より危ない警護もしていかないと、収入がない……という設定です。

 よかったところ(個人的な見解)

なんだかんだいって、前シリーズも観てましたし、元日ノ出警備保障のメンバーが今回どうなるか見ないわけにはいかないって感じでした。

よかったポイント1:音楽と決め台詞

チャ〜ララチャララ〜のテーマ音楽が流れ、BGたちが腕時計を見て「誤差なし」というところ。前シリーズからのお約束!こういうのがないとね。警護するぞ!とスイッチ  入る感じが良いです。

 よかったポイント2:バディのコンビネーション

退社して個人の会社を興した島崎(木村)を追って、後輩高梨(齊藤工)がやはり会社をやめて島崎のところへやってくる。ひとりじゃできない仕事も2人ならできる。なにかと島崎につっかかってくるというのに、組むと阿吽の呼吸でフォローする高梨。見ていて心地よかったです。

 よかったポイント3:市川実日子菜々緒

やっぱりドラマに華を持たせるのは女優の力。BGの仕事に理解のある女医の笠松先生を演じる市川実日子がよかったな。白衣似合ってるし。「シン・ゴジラ」の時も感じたけれど、理系っぽい説明に説得力があるんですよね。声がいい。

元同僚の菅沼まゆを演じる菜々緒も、美しくてよかった。キリっと現場を仕切る様子とかいい感じでしたね。運動神経も良さげな立ち居振る舞いで、BGらしい。でも美しすぎて目立ってしまうでしょうね。実際いたら。

新型コロナ禍の最中のドラマ

今回、放送を楽しめた理由には、「新型コロナウイルス」の感染予防のために撮影も一時中止され、放送も4月からの予定が6月になってしまって、待たされた事もあるかも。旧作の再編集などで一応テレビの枠は賑やかに埋まってましたけれども、「再放送」だけではやはり寂しい。

放送の遅れていた新作がようやく放送されたときは、「新ドラマ」であるというだけでよい印象だったことはいなめないですね。

エンタメ系を創作していく現場は大変ですけれど、良いドラマがこれからもどんどん創られる世の中であってほしいです。